のんきな野人化計画
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ものことづくり

土間のある暮らし。〜資源の地産地消 DIYで三和土をつくる〜

土間づくり

【三和土】って何て読むか分かりますか?

 

さんわつち?

みわど??

実はこの三文字で、「たたき」って読みます。いわゆる土間ってやつですね。

 

土間は漢字の通り、3種類のものを合わせて作ります。

それがこちら

  •  土
  •  にがり
  •  石灰

どこでも手に入りそうですよね。

なんか自力で確保できそうですよね。

コンパクトな蛤浜には 海も山もあります。

と言う事は、

山の土と海のにがりは手に入る。

 

あとは石灰が必要ですよね。

蛤浜沖では牡蠣の養殖棚があり、大量の牡蠣殻が毎年出てきます。

調べると、その牡蠣殻を粉末にすれば石灰になる事がわかりました。

素材が自給できると分かれば実行のみ!!

先ずは敷地の一角を土間にするための間仕切りとして、解体された蛤浜で一番古い古民家(築120年)の立派な梁を使いました。

古民家人力で運搬
古民家階段でしか運べない立地
古民家

先ずは 山から土を運びます。

無法地帯になってる山の畑を十数年ぶりに耕し

壊れた牡蠣の養殖棚用の浮きを半分に切り、駕籠スタイルで何十往復も。

足元の悪い中、中腰でクワを振り、担いで階段を昇り降り。これがかなり腰に負担かかります。ガラスの腰をお持ちの方はご注意を!

土間づくり

山から出してきた土には大きな石もたくさん入ってるので、ふるいにかけて大きな石を取り除きます。

運ぶ土の量を減らすため、大きな石は上げ底として使いました。

土間づくり

 

 

細かな土が準備できたら次は、にがりの確保します。

そもそも

にがりってどう作るの?

雑に説明すると海水を、蒸発させ濃度を濃くさせて、不要な結晶を取り除いたものがにがりです。細かく知りたい方は亀山堂さんを覗いてみて下さい。詳しく説明してくれてます。

作り方が分かったので、ビーチクリーンがてら海辺の流木を拾い集め、ブロックを積んだだけの簡易かまどを用意して、着火。

釜に継ぎ足し継ぎ足し50Lくらいの海水を入れてどんどん蒸発させていくと、結晶化が始まります。

塩づくり

これが塩化ナトリウム

いわゆるです。

雑味が多いですが、紛れもなく塩でした。

牡鹿半島の根元にある渡波地区は、その昔  塩田ばかりだったそうです。

そして残った液体がにがりというわけですね。

にがりづくりにがり完成

 

最後の一つは石灰。

先ずは石灰の元となる牡蠣殻を調達。

牡蠣殻

隣にある折浜には牡蠣剥き場があり、一日数百キロの牡蠣殻が産業廃棄物として出てきます。漁師さんに声がけして120Lの袋5~6袋ぶんもらってきました。

最初は生のまま砕いていたのですが、これがまた硬い!カナヅチを振る腕が直ぐに疲れてしまいました。なので、一度焼いて砕きやすくする戦法に。

牡蠣殻牡蠣殻
牡蠣殻

殻を焼くと、パンパン弾けるので気をつけましょう。

 

ワークショップこの日は多くのボランティアが参加してくれました
ワークショップ ワークショップ

焼いて→砕いて→フルイにかける

ひたすらにこの作業を続けます。

買えば安いんですが、やはりその土地のものを使うとなると、時間と労力がかかりますね。

その結果、30Lの袋いっぱいの牡蠣殻石灰が完成。

牡蠣殻石灰ここからさらに細かいフルイにかけます。

 

これでやっと材料が揃いました!

土間づくり

土・牡蠣殻石灰・にがりを混ぜ合わせ、泥団子を作り空気を抜くために叩きつけます。

土間づくり

叩きつけたら上から更にトントンと叩き空気と水分を抜いていきます。

土間づくり

完全に乾くまで数日かかりましたが、校庭のように硬くなりました。

この後、小屋を組み、愛農かまどをつくっていきます。

長くなってしまったので、今回のブログは土間までにして、次回 小屋組と竃づくりをまとめていきたいと思います。